事業紹介
Business agency / outsourcing
重症化予防事業
生活習慣病の罹患者や、健診結果で受診勧奨値だった方など、特定保健指導ではカバーできないハイリスク者に対して、保健師等の医療スタッフが事前のアンケートや健診結果をもとに電話での指導を行います。健診結果データから要介入対象者を抽出することもできます。
高血糖・高血圧・脂質異常に、喫煙・肥満・加齢などのリスク因子が重なると、動脈硬化が急速に悪化、心筋梗塞や脳梗塞などの危険が一気に上昇します。
動脈硬化は血管の老化現象で、血管壁が厚くなったり、硬くなったりして内腔が狭くなります。加齢とともに誰でも起こり得ますが、リスク因子が重複していると、急速に悪化します。
重症化した生活習慣病は、医療費だけでなく入院や通院にかかる時間、後遺症や再発の恐怖、家族への負担など大きな損失をもたらします。
心筋梗塞
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入院:36日間、350万円 |
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脳梗塞
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入院:60日間、270万円 |
腎不全
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入院:30日間、900万円(2年間) |
要医療の方への受診勧奨や糖尿病等の重症化予防は、後期高齢者支援金の減算指標に対応した事業です。
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個別に受診勧奨 4点
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受診の確認 4点
事業の流れ
生活習慣病重症化予防の対象者の抽出
「血圧」「脂質」「血糖」の複合リスクを総合的に判定
従来の「受診勧奨域」に、より強い受診勧奨が必要な区分を新たに設定し、高リスクの項目を重複して保有している方を最優先介入者として抽出します。
追加リスクを勘案して対象者をさらに絞り込み
アドバイスシート、生活習慣と健康状態に関するアンケート、テキストを送付
アンケート返送者へ保健師が電話指導
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週3回のウォーキングがだんだん週1回程度に・・・
週1回のウォーキング+筋トレを取り入れてみては? - circle
栄養指導を受けたが、何をどうすればよいのかわからなくなった。
まずは野菜摂取量を増やすことと減塩を。 - circle
果物はキライなので摂りたくない。
果物の代わりに、野菜や芋類を摂取するようにしてみよう。 - circle
血圧は薬をきちんと飲んでいるから大丈夫。
健診から肝機能や脂質にリスクが見られるので安心は禁物。 - circle
睡眠薬がわりにお酒を飲んでいる。
アルコールを分解するのには時間がかかる。少し量を減らしてみよう。 - circle
みそは体にいいし、みそ汁が大好き。
具だくさんにすれば、野菜が多く摂れ、汁を減らすことができる。
対象者の状況により、フォローの要否を区分
個別報告書、全体集計報告書
フォローアップ(オプション)
電話保健指導の実施内容から、さらに継続的な指導・支援が必要と判断された方を対象に実施します。
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電話保健指導後の受診状況を確認します。
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定期的な受診や服薬の徹底、主治医との相談をお勧めした対象者には、その後の状況をお聞きし、追加のアドバイスをおこないます。