ヘルスケアnote
Health care note
正しい健康診断の受け方
- 2025.03.28
正しい健康診断の受け方
皆さん春がやってきましたね。
新しい会社、新しい仕事、新しい土地等、環境が変わる時期。体調が崩れやすい時期でもありますので、皆さんお気をつけてお過ごしください。
さて、今回は誰もが一度は受けたことがある、または受けることになる「健康診断」についてのお話です。![]()
[元気なら健康診断は受けなくてもいい?]
「体調がよいから、自分は健康診断なんて受けなくてもよい!」そうお考えの方はいらっしゃいませんか?
その考え方は危険です。なぜなら、脳血管疾患、糖尿病、心筋梗塞などの生活習慣病は自覚症状がないまま進行しています。
体調がいいと思っていても、体はすでに生活習慣病の前段階にあるかもしれないんです。
では、どうやって生活習慣病に気づき、食い止めることができるのでしょうか・・・?
[健康診断で生活習慣病の危険信号をキャッチ!]
生活習慣病は自覚症状は出さずとも、身体の血液や尿などから“危険信号”を出しています。
健康診断は、そのような危険信号をキャッチするものです。
健康診断の結果、値が基準値から逸脱していたり、値が前年より悪化していれば、それは生活習慣病の危険信号。将来的に生活習慣病の予防をするために、その値を改善する対策をとる必要があります。
~正しく受検して正しい結果を~
健康診断は正しく受けなければ、正しく危険信号をキャッチすることができなくなります。
そのためには検査前日~当日にかけて準備をしなければなりません。
[危険信号の阻害!しくじり例をご紹介]
前日~当日の過ごし方が影響し、危険信号を“誤って”キャッチしてしまうことがあります。いくつか例をご紹介します。皆さんはこのような行動はとっていないか確認してみましょう。
- しくじり① 前日、夜遅くまで暴飲暴食
《危険信号の誤作動》・・・中性脂肪が上昇 ↑
(解説)
中性脂肪の値は飲食の影響をダイレクトに受けます。特に炭水化物の多い食事や脂質の多いこってりした食事で上がりやすいです。正常の値に戻るまで9時間程度かかります。
- しくじり② 検査日の付近で筋トレや激しい運動
《危険信号の誤作動》・・・AST・CPK・尿蛋白・尿酸が上昇 ↑
(解説)
AST・CPKは筋肉に含まれる酵素のこと。筋トレは筋肉を損傷させるので、血液中にその酵素が流れ、正常な値に戻るには筋トレ後3~4日かかります。その他にも激しい運動で尿蛋白や尿酸も上昇してしまいます。
- しくじり③ 検査前にジュースを飲む
《危険信号の誤作動》・・・血糖値が上昇 ↑
(解説)
ジュースには糖質が含まれており、血糖値を上げます。食べ物ではないからと飲んでしまうと、朝ごはんの欠食の努力も水の泡になってしまいます。
[うっかり、しくじりをしてしまったら?]
検査を忘れていてつい食べてしまった。そんなこともありますよね。そんなときは素直に医療機関にその旨を伝えるようにしましょう。
健診項目の値が上昇した際には重大な疾患となっている恐れもあるため、激しい運動や飲食が上昇の原因であったのか、疾患が原因であるのかを識別する必要があります。識別のためには、正しい条件下での再検査や精密検査が必要となることがあり、再検査や精密検査は心身ともに負担になります。
一度の検査で危険信号を正しくキャッチできるよう、正しく検査を受けることがなにより重要です。
~正しく危険信号をキャッチするために~
- 検査日の前は食事内容に注意。天ぷらや揚げ物等脂っこいものや、ケーキやチョコレート等脂質も多いものは避け、消化の良いものを選択しましょう。(白ご飯にお魚、豆腐の味噌汁の定食や素うどん等がより良いです)また、朝から採血の方は前日21時前には水以外の飲食を終えるようにしましょう。
- マラソン等の激しい運動、ベンチプレス等の筋トレは4日前から軽い有酸素運動に切り替えるなどして、控えるようにしましょう。
- 検査前は飲み物も注意!水やお茶を1杯飲む程度で抑えましょう。
- 検査の注意事項は守りましょう。検査の開始時間や検査項目によって絶飲食や禁煙の時間は異なります。必ず確認して、実行するようにしましょう。
最後に
健康診断は受けて終わりではありません。結果を必ず確認し、ご自身の健康な項目や改善が必要な項目を必ず確認し、生活習慣の改善のきっかけにしましょう。