保健師管理栄養⼠

ヘルスケアnote

Health care note


調理⽅法を意識する

調理⽅法を意識する

毎⽇の⾷事作りは、決して楽なものではありません。栄養オタクの管理栄養⼠でも同じことを感じているのですから、みなさんが⼤変に思うのは当然のことです。「今⽇は作りたくないなぁ…」というとき、外⾷や中⾷(なかしょく)を利⽤する⼈も多いでしょう。どちらも、家事の負担を軽減できる⼤きなメリットがありますが、ついついカロリー量の多い⾷事になってしまいがちです。

  • 中⾷とは、市販の弁当やそう菜、家庭外で調理・加⼯された⾷品を家庭や職場・学校等でそのまま⾷べること、またこれらの⾷品(⽇持ちしない⾷品)の総称。レストラン等へ出かけて⾷事をする「外⾷」と、家庭内で⼿づくり料理を⾷べる「内⾷」の中間にあたる。

調理⽅法が重ならないようにする



外⾷や中⾷の利⽤回数が⽉1回以下であれば、好きなものを適量⾷べてもよいでしょう。もし、利⽤回数が週1回以上であれば、「何を⾷べるか」を決めるときに、少しだけ意識してほしいことがあります。それは、「調理⽅法が重ならないようにする」ということです。

調理⽅法は「揚げる、焼く、煮る、和える、蒸す、茹でる」などさまざまですが、実は、調理⽅法によってカロリーには⼤きな違いがあります。おかずと調理⽅法とカロリーの関係を図にまとめました。
(⾷材の他、タレや調味料のカロリーは含まれていません)

おかずと調理⽅法とカロリーの関係

いわゆるメインといわれるおかず(主菜)が、カロリー量の多い調理⽅法である「揚げる」「焼く」に多く挙げられているのがわかります(調理器具の進化もあり、家庭で焼く場合などは「油なし」でできることもあります)。

たとえば、お昼ご飯のメインのおかずを揚げ物にするときは、「サブのおかずに揚げ物を選ばないようにする」、「その晩や翌⽇のおかずは揚げ物を避ける」など、カロリー量の多い調理⽅法が「重ならない」ように意識してみてください。たったこれだけですが、習慣化できれば、カロリーの摂り過ぎを防ぐことにつながります。

重ならない注意する

いかがでしょうか。これなら続けられそうな気がしませんか?⾷事は1⽇3回あり、調節できる回数も多いので、コツコツ実践してみましょう。