ヘルスケアnote
Health care note
姿勢の悪さが招くストレートネック
みなさんは、1⽇にどのくらいスマートフォンを使⽤していますか。
通勤電⾞の中や休憩中にニュースを⾒たり、SNSをチェックしたり、動画を観たり…。こうした⻑時間のスマートフォンの使⽤で、肩こりや⾸の痛みなどがひどくなっていたら、それは「ストレートネック」になっているかもしれません。
ストレートネックとは
成⼈の頭は約4〜6㎏の重さがあります。正常な⾸の⾻は「く」の字に曲がった構造で頭の重さを分散させ、負担が⾸に集中しないようになっています。しかし、スマートフォンを⾒る際はうつむいた姿勢が⻑時間続くため、⾸のカーブが徐々に失われて直線になり、頭の重さを上⼿く分散できなくなります。これが、ストレートネックです。
ストレートネックになると、⾸や肩への負担が増えて痛みが出たり、さまざまな病気が引き起こされることもあります。
ストレートネックが引き起こす症状・病気
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緊張型頭痛、⽚頭痛
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⾸の痛み
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めまい
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眼精疲労
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変形性頚椎症
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⾸こり、肩こり
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⼿や腕のしびれ
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吐き気
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⾃律神経失調症
ストレートネック確認⽅法
- ①
壁に背を向けて⽴つ
- ②
かかと、お尻、肩甲⾻を壁にくっつける
- ③
後頭部が⾃然と壁につくか確認する
意識せずに後頭部も壁につけば問題はないですが、後頭部が離れている、または無理をしないと後頭部がくっつかない場合は、ストレートネックの可能性があります。
ストレートネック予防策
ストレッチ
両ひじを、肩と⽔平の⾼さまで上げます。その状態から両腕を軽く後ろに引き、肩甲⾻を引き寄せるイメージで、5秒かけて前から後ろにゆっくり回しましょう。これを5回⾏います。
⾸を⽀える筋⾁は肩や肩甲⾻とつながっているため、肩甲⾻をほぐすと効果的です。
枕の⾼さを調整する
枕が⾼すぎたり、柔らかすぎたりすると、⾸に負担がかかってしまいます。⾃分に合うものを選んだり、タオルなどで調節したりして使⽤しましょう。ストレートネック⽤の枕も売っているので、気になる⽅は検討してみましょう。
姿勢に気をつける
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スマートフォン下を覗き込むのではなく、なるべく腕を上げ、⽬の⾼さで⾒るようにしましょう。
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パソコン前のめりにならないよう、⾃分に合った椅⼦と机を使うことが⼤切です。両⾜の裏が地⾯につくように座り、あごを引いて、画⾯が正⾯になるように姿勢を正しましょう。
正しい姿勢を保つことは、健康的な体づくりにつながります。スマートフォンの使い過ぎに気をつけながら、適度なストレッチでこりをほぐしましょう。